Q.40 補強材取付時の留意点

(更新日:2009年5月26日)

 補強材を壁面材に取り付ける時の注意すべき点にはどのようなものがありますか?

A.40

補強材は補強土壁の主要部材であり,設計図書に示された所定の位置に,所定の(種類の)補強材で所定の長さのものを確実に取り付けるものとする。以下に,補強材取付時の注意点を示す。

  1. 補強材はできるだけ水平に,かつ極端に凸凹が生じないように敷設する。
    :補強材を敷設する盛土の巻きだし面が,水平に施工されていることが重要である。

写真-1 盛土の転圧状況

  1. 補強材は壁面材に直角に敷設する。
    :補強材は壁面材に直角に敷設することが基本である。ただし,コーナー部や他構造物との接続部においては,補強材を斜めに敷設することがある。

写真-2 補強材の敷設(壁面に直角)

  1. 壁面材と補強材は確実に接続する。両者の取付にボルトを用いる場合には確実に締付けるものとし,特に締め忘れがないように注意しなければならない。
  2. 壁面材と補強材との接続部や補強材自身のたるみが無いように取付けることは,壁面変形を少なくするために必要である。

写真-3 補強材の敷設(たるみが無いように取付ける)

  1. 補強材がジオテキスタイルの場合には,補強材自身がたるみやすいので,取付け後,緊張してから補強材端部を固定するものとする。

写真-4 補強材の敷設(ジオテキスタイル)

  1. コーナー部や他構造物との接続部においては,特に設計図書に示されたように,正しく取り付ける。(盛土に補強材の無補強部分が残らないようにする。また,他構造物の干渉を避けて補強材を敷設する。)

図-1 コーナー部の補強材配置(テールアルメ工法の場合)

 

壁面材と補強材の接続部は,強度上の弱点となりやすく,盛土材の圧縮沈下により破断することもあるので,施工上のミスがないように十分に注意して施工するものとする。

 

 

 

 

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