Q.18 設計に用いるジオテキスタイルの材料定数

(更新日:2015年8月18日)

 耐震設計時のジオテキスタイルの材料定数に関してですが,λ(ジオテキスタイルの耐震設計用引張強さの常時設計用引張強さに対する割増し係数)を1.0以上に設定することはできるのでしょうか。

A.18

土木研究センター:ジオテキスタイルを用いた補強土の設計・施工マニュアル 第二回改訂版(2013.12.)のp.92には,耐震設計に用いるジオテキスタイルの設計引張り強さについて次のように記載されている。

 

耐震設計に用いるジオテキスタイルの設計引張り強さは,次式により算出して います。

 TAE=λTA

ここに,

 

「耐震設計に用いるジオテキスタイルの設計引張り強さは,一般に高分子材料であるジオテキスタイルは,載荷速度が速くなるほど引張剛性・引張強さは共に大きくなるため,地震時のような短期荷重に対しては常時設計の引張り強さを割増ししてもよいとしているが,割増し係数を評価できる試験法が基準化されていない現状であり,このため,当面はλ=1.0程度の値を用いて設計引張り強さを設定するが,合理的とみなせる試験法により割増し係数を求める場合はこの限りではない。」

 

一方,土木研究センター:アデムウォール(補強土壁)工法 設計・施工マニュアル(2014.9.)のp.264には,耐震設計に用いるアデムの設計引張り強さについて次のように記載されている。

 

「耐震設計に用いるアデムの設計引張り強度は,常時の設計引張り強度TAに,λ=1.5の割増し係数を考慮して設定することとする。」

 

以上より,現状ではジオテキスタイルの耐震設計用引張り強さの常時設計用引張り強さに対する割増し係数λは次のように設定しています。

 

・アデムを除くジオテキスタイル:λ=1.0

・アデム           :λ=1.5

 

 

 

 

 

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