(更新日:2020年1月6日)
工事費の積算は,当該官公庁及び民間各社の様式,運用によらなければならない。ここでは,工事費の構成及び機械経費について述べる。
(1) 工事費の構成
工事費の積算方式については,官公庁,民間各社ともその様式,運用はまちまちであるが,解図-1は最も一般的な工事費の構成を示したものである。
解図-1 工事費の構成
直接工事費 | … | 工事対象物を施工するために直接消費されるもので,工事区分にしたがって工種及び箇所別に分けられ,さらに材料費,労務費,直接経費に分けられる。 |
間接工事費 | … | 直接,工事対象物の施工に使用されるものではなく,多数の施工部門に共通に使用される性質のもの。 |
一般管理費等 | … | 一般管理費と利益に分けられる。 |
(2) 機械経費
純工事費のうち,工事の施工に必要な機械の使用に要する費用を機械経費と称している。一般に,機械経費は解図-2のような構成となっている。
道路土工工事において,工事費に占める機械経費の割合は一般的に30%程度である。機械経費の内訳は,機械損料が50%,運転経費が45%,その他が5%程度となっている。
解図-2 機械経費の構成
参考文献
・社団法人日本道路協会:道路土工要綱(平成21年度版),pp310-311,2009.6
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