斜面上の直接基礎

(更新日:2022年12月27日)

(1)斜面上の直接基礎とは

斜面上の直接基礎とは、表-1に示すような基礎地盤が10°以上傾斜した箇所に設ける段差なしフーチング基礎と段切り基礎をいうものとする。

 

表-1 斜面上の直接基礎の種類

名称 段差なしフーチング基礎 段切り基礎
段差フーチング基礎 置換フーチング基礎
形状
目的・留意点等 ●段切り基礎としては、段差フーチングとするのが望ましい。
 
●段差フーチングは、一方向のみとするのがよい。 ●支持地盤たり得ない不良地盤を取り除き、貧配合のコンクリートで置換え、支持地盤としての機能を持たせることが主な目的。
●全体の安定が損なわれないようにすることが原則。
●置換コンクリートの強度はなるべく基礎地盤の強度と同程度とすることが望ましい。
寸法 ●段差高さは、1段につき、3.0m以下とし段数は2段まで(6.0m以下)とするのがよい。
●寸法決定方法の例
●全高は、3.0m以下とし段数は1段とするのがよい。

 

(2)斜面上の基礎の位置

斜面上の基礎は、岩盤以外の良好な支持地盤でも現地の状況を勘案したうえで適切な位置に設けるのがよい。

斜面上の基礎の位置の例を図-1に示す。

 

図-1 斜面上の直接基礎位置の例

 

 

参考文献

・東中西高速道路株式会社:設計要領 第二集 橋梁建設編,pp4-19~4-20,2016.8

 

 

 

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