補強土壁工法の歴史

(更新日:2013年1月7日)

補強土壁工法の歴史を(1)国内導入前,(2)国内導入期,(3)国内発展期の3期間に分けて説明します。

(1) 国内導入前(~1971年)

補強土壁工法の起源を見つけるために歴史を遡っていくと,盛土中に補強材を入れて土を補強する方法は,かなり古い時代から用いられていたことが分かっています。例えば中国では,紀元前から葦や竹などの小枝を粗朶状にして土構造物の補強材として利用していました。また,わが国においても軟弱地盤上に盛土をする場合に,補強材としての粗朶を敷設する方法が江戸時代に利用されていました。

しかしながら,現在の補強土壁工法の発展のきっかけとなったのは,1963年にフランスのH.Vidal(ビダール)によって開発されたテールアルメ工法です。本工法は当初壁面材には「メタルスキン」と称する半楕円形断面を有する亜鉛メッキ鋼材が、補強材には「ストリップ」と称する帯状鋼板が用いられていました。その後1971年にはフランスで「コンクリートスキン」と称するコンクリートパネル壁面材が開発され,世界各地に急速に普及していきました。

(2) 国内導入期(1972年~1982年)

国内では1967年にテールアルメ工法が紹介され,その後国鉄鉄道技術研究所で各種実験が行われましたが,国内最初の施工は,1972年に山梨県の中央自動車道で実施されました。

その後の11年間は,補強土壁工法としてはテールアルメ工法のみが存在しており,両者が同義語として用いられていました。

(3) 国内発展期(1983年~現在)

この期間は,テールアルメ工法以外の補強土壁である多数アンカー式補強土壁工法が出現してからは,急速に数多くの工法が開発・施工され,現在の発展につながった時期です。

現在では壁面材補強材の種類により細分化すると,30種類以上の工法が存在しているとともに,新たな工法も出現されています。

 

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補強土壁工法とは,壁面材,補強材,及び盛土材を主要部材とした擁壁の1つです。

一口に補強土壁工法といいましても,数多くの種類(30工法程度)があり,各々の工法が持つ特性も異なっています。

さらに設計法についても統一したものがなく,各工法により異なった手法を採用しているのが現状です。

このような状況において,現地に適した補強土壁工法を選定するためには,各工法の特性と現場における各種条件を整理して,十分検討する必要があります。(参考:工法選定の問題点と正しい選定法

弊社では,各工法で同一の条件を用いた設計計算を基に,経済性だけでなく,安定性や耐久性についても充分に配慮した選定を行なっております。

公正公平な比較検討を行なうことにより,コンプライアンスに対応した成果品をお届けいたします。

【取扱工法】 テールアルメスーパーテールアルメ多数アンカーTUSSアデムウォールRRRジオパネルジオブロックレコウォール緑化テールアルメワイヤーウォールテンサーアデムE-グリッドセルフォースコスモグリッドテンロン

成果品の一例

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・ 補強土壁工法比較表(A3版)

・ 各工法ごとの横断面図(A3版)

・ 補強土壁工法形式比較検討書(A4版)

・ 各工法ごとの断面設計計算書(A4版)

・ 各工法ごとの概算工事費計算書(A4版)

工法比較表

 

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