盛土材

(更新日:2015年6月10日)

補強土壁の盛土材は,補強土壁の安定性と壁面変形に大きな影響を与えることから,以下に示す特性を有することが望ましい。

  1. せん断強度が大きい。
  2. 敷均し,締固めが容易で,圧縮性が小さい。
  3. 雨水による侵食に強い。
  4. 吸水による膨張性が低い。
  5. スレーキングしない。
  6. 補強材を損傷しない。
  7. 補強材の耐久性を損なわない。

上記,①~⑥は土質工学的,⑦は化学的なものとして分類できる。

表-1に公的マニュアルのある工法の盛土材の適用範囲(土質工学的)を,表-2に補強材の材質別に使用できる盛土材の適用範囲(化学的)を示す。

 

表-1 盛土材の適用範囲(土質工学的)

工法名 土質材料 岩石質材料
補強土(テールアルメ)壁工法 粗粒土(細粒分含有量P≦25%) 最大粒径25cm以下かつ,スレーキング率30%以下
ジオテキスタイルを用いた
補強土壁工法
粗粒土(細粒分含有量P≦50%) スレーキング試験,破砕試験を実施し,適否を判断する。
多数アンカー式補強土壁工法 粗粒土(細粒分含有量P≦50%) 最大粒径25cm以下。
スレーキング率や破砕率が高い材料は使用しない。

 

表-2 盛土材の適用範囲(化学的)

補強材 適用補強材 電気化学的適用範囲
鋼製補強材 ・帯鋼
・アンカープレート及びタイバー
・格子状鉄筋
pH値5~12。
または電気比抵抗5000Ω・cm。
合成高分子材 ・ジオテキスタイル 日光の直射を避けるなど,適切な処置を施した土中の状況下でpH5~9。
ただし,種類が多く各々の製品により適用範囲が異なるので注意が必要。

 

 

 

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補強土壁工法とは,壁面材,補強材,及び盛土材を主要部材とした擁壁の1つです。

一口に補強土壁工法といいましても,数多くの種類(30工法程度)があり,各々の工法が持つ特性も異なっています。

さらに設計法についても統一したものがなく,各工法により異なった手法を採用しているのが現状です。

このような状況において,現地に適した補強土壁工法を選定するためには,各工法の特性と現場における各種条件を整理して,十分検討する必要があります。(参考:工法選定の問題点と正しい選定法

弊社では,各工法で同一の条件を用いた設計計算を基に,経済性だけでなく,安定性や耐久性についても充分に配慮した選定を行なっております。

公正公平な比較検討を行なうことにより,コンプライアンスに対応した成果品をお届けいたします。

【取扱工法】 テールアルメスーパーテールアルメ多数アンカーTUSSアデムウォールRRRジオパネルジオブロックレコウォール緑化テールアルメワイヤーウォールテンサーアデムE-グリッドセルフォースコスモグリッドテンロン

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