2/20/'18

軽量盛土工法技術ノート(No.3)

【軽量盛土工法の適用範囲】

軽量盛土材を適用した場合の効果,および適用事例を表-1に示す。

 

表-1 軽量盛土材の適用範囲
適用の効果 必要な特性 適用事例
上載荷重の低減 軽量性 1沈下量および不同沈下の抑制
2構造物(橋台等)取付部の段差防止
3地下埋設物等への鉛直土圧の低減
4安定性の確保(掘削部の置換え,地すべり抑制)
土圧の低減 軽量性,せん断強度 5壁面を有する盛土の土圧低減
充填 流動性 6地盤沈下地帯における建物下の空洞充填
振動および騒音低減 ダンピング性能 7EPS,発泡ウレタン

 

わが国では軟弱地盤対策の1つとして利用されるとともに,むしろ山岳道路のような急峻な斜面上の盛土への適用例が増えているのが諸外国と比較した時の大きな特色である。

以下に軽量盛土工法の具体的な用途を示す。

(1) 軟弱地盤対策への適用

軟弱地盤対策としての軽量盛土工法の大きな特徴は, 地盤への負荷の軽減により, 基礎
地盤処理にかかるコストを低減したり, 工期を短縮したりできることにある。

(2) 山岳道路盛土への適用
a) 地形の改変の少ない山岳道路づくり
山岳道路を新設したり拡幅するときに, 従来のように切土を多用すると対策が大変になり地形の改変も大きくなる。そこで谷側に軽量盛土で道路を築造することにより, 地形の改変をできるだけ少なくする。このような工法により道路づくりの計画・設計の段階で環境への配慮という観点から, 従来の切盛のバランスを重視した土工のあり方が見直されてきている。
b) 地すべり地への適用
地すべり地上の盛土が避けられない場合で,しかも通常の地すべり対策を行うと膨大な工費がかかる場合や,工期に余裕がない場合には,地山への負荷を極力少なくする軽量盛土工法が有利になるケースが少なくない。

 

facebookページ更新中です。いいね!で最新の補強土情報をお届けします。

 


補強土壁と基礎地盤対策と切土斜面対策を一括で検討したい場合など、幅広い検討ができます。ご相談ください。

 

軽量盛土工法形式比較検討業務

公正公平な比較検討 コンプライアンス対応 軽量盛土工法形式比較検討業務

 

軽量盛土工法とは,道路などの盛土を軽くして地盤に加わる負荷を軽減しようとする工法全般をいいます。

軽量盛土工法に使用する軽量盛土材には,発泡スチロールブロック(以下EPSという),気泡混合軽量土(以下FCBという),発泡ウレタン軽量土,発泡ビーズ混合軽量土などがあります。

この他にもスーパーソル,石炭灰,水砕スラグなどがあります。このように軽量盛土工法には使用する盛土材により多くの種類がありそれぞれの特徴を有しています。

このような状況において,現地に適した軽量盛土工法を選定するためには,各工法の特性と現場における各種条件を整理して,十分検討する必要があります。

弊社では,各工法で同一の条件を用いた設計計算を基に,経済性だけでなく,安定性や耐久性についても充分に配慮した選定を行なっております。

公正公平な比較検討を行なうことにより,コンプライアンスに対応した成果品をお届けいたします。

【取扱工法】 EDO-EPSFCB発泡ウレタン水砕スラグ石炭灰カルストーンスーパーソル発泡ビーズ

成果品の一例

成果品一式

・ 軽量盛土工法比較表(A3版)

・ 各工法ごとの横断面図(A3版)

・ 軽量盛土工法形式比較検討書(A4版)

・ 各工法ごとの断面設計計算書(A4版)

・ 各工法ごとの概算工事費計算書(A4版)

工法比較表

 

見積依頼・業務依頼・お問合せはこちら

他にも補強土壁と軽量盛土のあらゆるご提案ができます。

検討条件により別途お見積もりさせていただきます。

 

業務手順

工法選定条件確認

比較形式の選定

工法の絞込み
選定条件と工法特性により,工法を絞込みます。

計算・図面工事費算出
工法の設計計算,横断面図を作成し,工事費を算出します。

比較表作成
あらゆる項目に対して検討し,比較表を作成します。

工法選定・検討書作成
最終的な工法を選定し,検討書を作成します。

成果品の送付

 

設計見積もり・業務依頼・お問合せ

設計業務の見積り・業務依頼お待ちしております。お気軽にお問合せください。電話番号06-6536-6711ホームページを見たと一言お伝えください。

メールフォーム

必須種別

セールスや勧誘は一切お断り致します。
必須会社名
部署名
役職名
必須ご担当者名
 (姓)  (名)
必須フリガナ
(セイ) (メイ)
必須ご住所
(例:5500005)
 
 (例:大阪府大阪市西区西本町1-6-6カーニープレイス西本町ビル6F)
必須メールアドレス

必須電話番号
FAX番号
お問合せ内容
工法名   種別
アンケート
必須Q1.設計ではどのような実務を担当されていますか?

必須Q2.弊社をお知りになったきっかけを教えてください。

必須Q3.補強土壁の設計業務の頻度はどの程度ですか?
Q4.補強土壁設計において何が一番知りたいですか?
必須Q5.弊社の支援業務で軽量盛土,斜面補強,地盤技術業務があるのをご存知でしょうか?

コメント
必須Q6.ご依頼主様の年代を教えてください。
Q7.よろしければお客様のご意見・ご感想をお聞かせください。
ご請求いただく資料の用途,こんな資料があればなどの要望,ホームページの印象など,どんなことでも結構です。
カレッジREECOMへの同時入会(無料)

カレッジREECOMとは
  共に補強土について学びませんか?
定期的に情報をお届けいたします。
<ご入会特典>
・「REECOMテキスト」とを定期的に無料送付
・ 会員ページでバックナンバーの閲覧

 

 

 

 

お問合せ先

他にも補強土壁,軽量盛土,斜面補強,地盤技術のあらゆるご提案ができます。

検討条件により別途お見積もりさせていただきますので是非お問合せください。

TEL: 06-6536-6711 / FAX: 06-6536-6713 設計部宛

技術資料無料配布

補強土壁・軽量盛土工法技術資料ファイル
「補強土壁・軽量盛土工法技術資料ファイル」無料配布中!
技術資料と会社案内を1冊のファイルにまとめ,お手元に置いて頂きやすいようにしました。R5年7月会社案内カタログ刷新!きっと業務のお役に立つと思います。

公正公平な比較検討
補強土壁工法選定業務
軽量盛土工法選定業務
Dr.小川の相談窓口

書籍のご案内

カレッジREECOM
カレッジREECOMは技術の公平な視点を共有・育む場です。皆様の問題解決,リスク回避のために是非ご入会ください。
REECOMのfacebookページ

会社案内

お問合せ/資料請求

業務内容

活動報告

技術情報

その他

3806698

補強土エンジニアリング > 技術情報 > 技術ノート > 軽量盛土工法技術ノートNo.3