『補強土・軽量盛土・斜面補強・地盤技術』を技術的に深く追求する建設コンサルタント
(更新日:2025年9月16日)
(1) EDO-EPS盛土の設計手順
EDO-EPS盛土において、拡幅盛土および両直型盛土を対象とした耐震設計手順を図1に示す。また図1中におけるEDO-EPS盛土高(H)と盛土横断幅(B)の概念を図2に、盛土高(H)と盛土横断幅(B)の比(H/B)による耐震設計の要否および設計水平震度の設定の判断方法を図3にそれぞれ示す。
EDO-EPS盛土に作用する地震時の荷重状態として、EDO-EPS盛土の自重に起因する慣性力と背面裏込め材の地震時土圧を考慮する必要がある。しかし、既往の地震被害調査結果や振動台実験結果ならびに動的解析検討結果によれば、常時の作用に対する設計・施工を綿密に行っておけば、地震の影響を特に考慮しなくても、通常規模の地震に対して機能的に耐えうることが認められている。
これらのことより、盛土高(H)と盛土横断幅(B)の比(H/B)が0.8以下で、かつ高さが6m以下のEDO-EPS盛土では、盛土の重要度や復旧の難易度に応じて地震時の安定検討を省略してもよい。
図1 拡幅盛土および両直型盛土の耐震設計手順
図2 EDO-EPS盛土高Hと盛土横断幅Bの概念図
図3 EDO-EPS盛土形状による耐震設計の要否および設計水平震度の設定の判断
参考文献
・発泡スチロール土木工法開発機構:EDO-EPS工法設計・施工基準書,pp90-92,2019年 5月
弊社では、補強土壁工法の断面検討、比較検討、詳細設計など承っております。
軽量盛土工法とは,道路などの盛土を軽くして地盤に加わる負荷を軽減しようとする工法全般をいいます。
軽量盛土工法に使用する軽量盛土材には,発泡スチロールブロック(以下EPSという),気泡混合軽量土(以下FCBという),発泡ウレタン軽量土,発泡ビーズ混合軽量土などがあります。
この他にもスーパーソル,石炭灰,水砕スラグなどがあります。このように軽量盛土工法には使用する盛土材により多くの種類がありそれぞれの特徴を有しています。
このような状況において,現地に適した軽量盛土工法を選定するためには,各工法の特性と現場における各種条件を整理して,十分検討する必要があります。
弊社では,各工法で同一の条件を用いた設計計算を基に,経済性だけでなく,安定性や耐久性についても充分に配慮した選定を行なっております。
公正公平な比較検討を行なうことにより,コンプライアンスに対応した成果品をお届けいたします。
【取扱工法】 EDO-EPS,FCB,発泡ウレタン,水砕スラグ,石炭灰,カルストーン,スーパーソル,発泡ビーズ等
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・ 軽量盛土工法比較表(A3版) ・ 各工法ごとの横断面図(A3版) ・ 軽量盛土工法形式比較検討書(A4版) ・ 各工法ごとの断面設計計算書(A4版) ・ 各工法ごとの概算工事費計算書(A4版) |
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