(更新日:2025年6月12日)
気泡混合軽量土(FCB)工法の余裕幅(構造細目)
(1) 設置目的
余裕幅は、気泡混合軽量土の風化等による長期劣化や点検などの維持管理を考慮し、FCBの壁面側に設置するものとする。
また,道路付帯構造物の基礎から伝達される分散荷重を最上段の敷網材によって負担させるためでもある。
(2) 設置条件
原則として0.5m程度の余裕幅を確保するものとする。
ただし、直壁高さが5~7m程度以下の場合や用地制約をうける場合等は、0.3m程度に縮小できるものとする。
なお、FCBを仮設に用いる場合は、余裕幅を省略するものとする。
(3) その他
余裕幅の天端部は、遮水シートやコンクリートシールなどにより、FCB内に水が浸入することのないように防水処理を講じるものとする。
図-1 標準的な適用形状
図-2 余裕幅の構造
参考文献
・東・中・西日本高速道路株式会社:FCB工法設計・施工要領,pp8・33,令和6年 7月
弊社では、補強土壁工法の断面検討、比較検討、詳細設計など承っております。
軽量盛土工法とは,道路などの盛土を軽くして地盤に加わる負荷を軽減しようとする工法全般をいいます。
軽量盛土工法に使用する軽量盛土材には,発泡スチロールブロック(以下EPSという),気泡混合軽量土(以下FCBという),発泡ウレタン軽量土,発泡ビーズ混合軽量土などがあります。
この他にもスーパーソル,石炭灰,水砕スラグなどがあります。このように軽量盛土工法には使用する盛土材により多くの種類がありそれぞれの特徴を有しています。
このような状況において,現地に適した軽量盛土工法を選定するためには,各工法の特性と現場における各種条件を整理して,十分検討する必要があります。
弊社では,各工法で同一の条件を用いた設計計算を基に,経済性だけでなく,安定性や耐久性についても充分に配慮した選定を行なっております。
公正公平な比較検討を行なうことにより,コンプライアンスに対応した成果品をお届けいたします。
【取扱工法】 EDO-EPS,FCB,発泡ウレタン,水砕スラグ,石炭灰,カルストーン,スーパーソル,発泡ビーズ等
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